当社は2026年9月15日から16日にかけて、山口県岩国市の離島・柱島で行われたドローンの災害対応訓練「柱島訓練2026」(主催:株式会社キンシュウ/一般社団法人 日本ドローンビジネスサポート協会)に参加し、災害の現場を想定したドローン運用の訓練を積みました。訓練は3日間の日程で行われ、当社はそのうち2日間に参加しています。
この訓練は、ドローンの操縦資格と100時間以上の飛行経験を参加の条件としています。基本の操作を学ぶ場ではなく、すでにドローンを仕事で使っている事業者が、普段の技能を災害時の厳しい条件でも発揮できるよう磨くための、実地の訓練です。
問われたのは「判断」と「伝達」
この訓練で課題とされたのは、次の4点です。
- 危険を予測して、飛ばす前に気づけるか
- 情報が足りないときに、「飛ばさない」と言えるか
- 出したデータを、受け取った人が実際に使えるか
- チームの中で、短く正確に伝え合えるか
4点とも、飛ばす技術そのものではなく、現場での判断と伝達に関わるものです。災害時にドローンが役に立つかどうかは、操縦のうまさだけでは決まりません。
電源も通信も自前で立ち上げる、離島での訓練
会場は瀬戸内海に浮かぶ離島です。島内にコンビニ、自動販売機、薬局、医療機関はありません。船に車を積めないため、荷物はすべて自分で運べる手荷物だけに絞る必要がありました。

電源はポータブル電源と発電機、通信は衛星回線を持ち込んで立ち上げるところから始まります。食事は災害を想定した内容で、水で戻すご飯やレトルト、缶詰を実際に口にしました。水が貴重な現場を想定して洗い物は最小限にとどめ、出たごみは全量を持ち帰ります。
整った施設に頼らず、ドローンを飛ばせる環境を整えるところから、訓練は始まりました。
2日間、実地で取り組んだこと
- 安全教育と、救急講習
- 行方不明者を想定した捜索
- 空撮による現況調査
- 測量
- 構造物の点検
- 夜間飛行と、赤外線カメラの扱い
- 物流用の大型ドローン(DJI FlyCart 30)の操縦
用途ごとに機材を替えながら、2日間で訓練に用意されたすべての機体を実際に飛ばしました。

なかでも測量は、災害時に欠かせないデータのひとつです。上空から地形を計測しておくことで、道路の状況や地面の変形などを把握する手がかりになります。



磨いた技能は、普段の仕事にそのまま生きる
夜間や赤外線カメラの扱い、限られた条件での測量、取得したデータを受け取る人が使える形で渡すこと。いずれも災害時に限った技能ではなく、当社が提供している空撮・測量・点検のサービスにもそのまま生きるものです。

災害はいつ起きるか分かりません。当社は今後も、こうした実地での訓練を重ね、平時の業務にも、万一のときにも役立てられる技能を磨いていきます。
当社では、空撮・測量・点検・農薬散布・空輸のご相談を承っています。建物や設備の状態を確認したい、図面のもとになるデータがほしいといったご要望がありましたら、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
